ナニオナヌンラプソディ

日々のことを書いてみます

シン・ゴジラの感想 (ネタバレはなし)

まずこれから感想を語るにおいて私は映画の知識が秀でているわけではなく今までのゴジラも見たことない。シンゴジラを一週間で三回しか見ていない無礼者の感想であり、気分を害することがあるかもしれない。申し訳ない

ただ書かずにはいられない。

結論から言うとただただ最高なんだよ!

 

正直期待値はかなり低かった

ゴジラも知らない。

そもそも特撮に興味もない。

エヴァ以外に庵野監督が作れるなんて思ってもない。

何より予告も見てなけりゃポスターもあまり見てない。手が短いってのしか知らなかった。

本当に気まぐれで見に行った

そして今なら思う。こういう心境の方こそ見たほうがいい。一つでも当てはまるところがあるなら絶対に見て欲しい

 

まずは映画のテンポの良さに震えた。

初っ端からゴジラ襲来って…

この辺から初めてエヴァ見たときのあの高揚感が止まらなかった。「これから何かが起こるぞ…」っていう感情をこの歳でまた感じることが出来るなんて思ってもみなかった…

次から次へと話が展開していき最初から最後まで登場人物と全く同じ心境になれる

とにかくこの映画は登場人物と視聴者とのシンクロ率がすごく高い

これが4dxで見たときのなんてすごい

4dxの話はまた別でするけどもうそこにいるもの。矢口になってるんだよおれらが

 

次に台詞

この映画台詞がとにかく難しい。これは僕が法律、政治にあまりに無知であるためってのもあるとは思うけど。

また登場人物のほとんどが早口であり内容理解してる暇がない。政治家や研究者は早口が多いためこの映画でもそれを反映させたと庵野監督が言っていた。

早口で知らない単語のオンパレード、これに前述でも書いたテンポの速さ。これだけ聞くと楽しい映画とは言えない。

ただ、これが不思議なもので単語の難しさ、台詞の速さが全く弊害にならない。むしろ映画を更に面白くさせるスパイスになる。

知らない単語話に置いてかれることがないっていうのは中々経験できない。

早口はとにかく演者さんたちの演技力にただただ呆然となる。在り来たりな言葉だけどプロと一般人って圧倒的な差があるんだなとしみじみ感じた。

 

勿論ゴジラそのものも魅力の一つである。僕が今回のシン・ゴジラに率直に感じたのは「キモくて怖い」である。

まさかゴジラにこのような感情を抱くことになるとは思わなかった。僕はゴジラとはゴジラの暴れるところを見るエンターテイメントだと思っていた。

ただ今回は僕はそんなことは一ミリとて感じなかった。本当に気持ち悪いし怖い。

まさに災害そのものであった。

これは是非見て感じて欲しい。

 

そして僕が最も好きな部分それは会話シーンである。

この映画の7割近くを占める会話シーンの全てが魅力である。みな個性に溢れ溢れ溢れている。

一つ何かするでも回りくどい会話、更に回りくどい手続き、それらがもう本当にすごいいいんだよ。おれの語彙力ではとても表現できないけど見たらすぐに分かるから。

 

今、夏休みで暇なら間違いなく見たほうがいい。

少しでも興味があるからそれを裏切らない。

エヴァが好きなら見るべき。エヴァを見たなら多くのシーンでニヤけるとこ請け合いある。

少しでもこのブログで心にヒットするものがあるなら必ず見て欲しい。その感情を裏切ることは決してない。決して

一回見ても二回見ても三回見ても多くの新発見に溢れ、情報量の多さが多幸感を生む。

まさに至極の映画であると僕は感じた。